今日は日本人にもっとも人気のあるサファイヤについて...
ラテン語で「青」を意味するサファイヤ。
「神に近い石」と信奉された空よりも海よりも深い紺青の輝き。
サファイヤはブルーと同意語と考えられることが多いようです。
サファイヤ = 海の色 = ブルー
皆さんもそういうイメージが強いのではないでしょうか。
しかしながら、サファイヤはブルーを凌ぐ色々の色があるのです。
ブルー以外のサファイヤは、美しく、ブルーに比べると稀ですが、
一般的に値段は安いです。黄色、オレンジ、ラベンダー、そして
その他、パステル色のものもあるのです。
ではなぜ、ブルー=サファイヤなのでしょう?
何故なら18世紀以前は、ルビーとサファイヤが同じ鉱物とは
思わなかったためと思われます。
中世期以降、宝石のカッティング技術は飛躍的に向上し、
この頃ブルー以外のカラーサファイアの原石にファセットと
呼ばれるいくつもの面を作り出す技術を駆使してカットした
ところ、ブルーサファイアとは違った美しい世界を持つ色石群
であることが発見されたそうです。
中世期ピンクをどちらに区分されるべきかと悩み赤い色以外
の石すべてのコランダム鉱物
をサファイヤと呼ぶことにした
ようです。そして赤い色はルビーと。
そして、美しいカラーバリエーションを楽しむことができる宝石
として、ファンシーカラーサファイアとして総称さるようになりま
した。
中でもオレンジ色とピンク色の中間の色相に輝くサファイヤは
蓮の花の色を意味するパパラチアと呼ばれるように。
世界色石協会(ICA)は、ピンクを確定するのは難しいので、
薄い色合いの赤はルビーの範疇に入れるという決議を通過
していたようです。
実際は、今はピンクはピンクのルビーある
いは、ピンクのサファイヤとしてカテゴリーされています。
どうしてサファイヤが好まれるのか?
素敵な色、透明度だけでなく、耐久性、不変性を宝石愛好家や
専門家がサファイヤに求めた特徴です。サファイヤはモース硬度
9
と高い硬度を持つコランダムのグループに属しています。コランダム
は地球上で、ダイヤモンドに次ぐ2番目の硬度を持つ鉱物です。
その辺も人気の理由のひとつなのかもしれません。
ファンシーカラーのサファイヤの産出国の中心は、スリランカ、
マダガスカルそしてタンザニアのようです。
中でも最近注目を浴びているのが、マダガスカル。
産出が始まったのは、もっとも新しく1999年。
つい最近ですよね。
パパラチアが多く産出されているだけではなく、オレンジや
ピンクサファイヤが次々と採れることが判明しているようです。
こういったサファイヤは4~5カラット1千万以上での取引価格
なので、私にはまったく縁のない別世界の話になってしまい
ますが...笑
サファイヤについて、まだまだ話がつきませんが、今日は
この辺で...次回はサファイヤの天然と人工についてお話
したいと思います。
お楽しみに。
jeweldecoで現在扱っているサファイヤの中でおススメなのが
この花のモチーフのリング。
1970年代のものになります。42,300円
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